コーティングのはがれを回避

TPエステティックワイヤーは、日々改良をしており、発売当初よりははるかにはがれには強くなっています。しかし、コーティングである以上「絶対にはがれません」とは言い切れないのが少しだけ残念なところです。また、はがれる状況も患者さんによってまちまちです。私たちは、エステティックワイヤーを発売してから継続的にお客様にお話を伺って「はがれる」問題について調査してまいりました。現時点では、エステティックワイヤーの「はがれる」については、次の二つの要素による影響が大きいと考えています。

  1. ブラケットとの摩擦
  2. 患者さんのブラッシングなどの生活習慣的なこと

ブラケットとの摩擦によるはがれ

ブラケットとの摩擦は、すぐに先生にもおわかりになると思います。ブラケットのエッジ等とこすれることによりはがれてしまうケースです。これを解決するためには、ブラケットと接触する部分に何らかの対処をする必要があります。

通常白いワイヤーと呼ばれる製品の多くは、全面コーティングされています。最近では、コーティング剤も改良されてきており、表面に光沢があるものやはがれにくいと言われているもの、感触がツルツルしているようなものなども発売されるようになりました。また、コーティングではありませんが、メッキで白っぽく見えるものなどもあります。それぞれのコーティング剤には、一長一短ありますが、やはり完全に「はがれない」コーティング剤はまだ完成されていません。そして、全面にコーティングされている製品についてはやはりブラケットとの摩擦が大きくなることと、ブラケットエッジなどの引っかかりにより「はがれやすくなる」ことはあるかと思います。

TPエステティックワイヤーは、摩擦によるはがれを回避

摩擦によるはがれを回避するには、やはり、ブラケットと接する面にはコーティングをしないのが現時点では一番の方法ではないでしょうか。TPエステティックワイヤーは唇側面(ラウンドは、唇側側半分だけのコーティング)だけのコーティングになっています。ただ、このようにコーティングをしても、完全に「はがれる」ことを防げるわけではありません。「はがれる」ことについては、もう一つの理由である患者さんのブラッシングなど生活習慣による影響も大きいためです。