TPOJ通信

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しぐさ上手は気配り上手

雨の季節の必需品、と言えば“傘”。
普段、何気なく使っているものですが、ふとした瞬間に“あっ”と思う光景に
出会うことはありませんか?

例えば、勢いよく開かれた傘の水飛沫が飛んできたり、前を歩いている人の
傘先が思わぬ方向から飛び出してきてぶつかりそうになったり…。

傘の差し方や持ち方といった仕草には、周囲に対する気配り度が意外と
表れるものですね。
ほんの小さな心遣いでも、それができれば気配り上級者と言えるのかもしれません!

◆◇◆◇傘をかしげて思いやる!?◆◇◆◇

女の子

雨の日に道端で人とすれ違う瞬間に、すっと外側に傘を傾ける。
これは『江戸しぐさ』の一つで、“傘かしげ”と呼ばれる身のこなしなのだそうですね。
狭い路地で傘と傘がぶつかってお互いが濡れないようにとの気配りから生まれた、
江戸庶民の生活哲学です。

18世紀のはじめ、江戸は人口100万人を超えていたと推定される大都市でした。
当時、ロンドンの推定人口は70万人、パリは50万人。
数字の上から見ても、ヨーロッパの2大都市をも上回る
世界最大の都市だったことがわかりますね。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるほど、ただでさえ喧嘩っ早い江戸っ子のこと、
そんな人口過密の百万都市でいさかいなく上手く暮らしていくには、
やはり相手を思いやるための様々な工夫が必要だったのでしょう。

道が狭い、人が多いと文句を言うなかれ! そんなことよりお互いに
気持ちよく過ごせる方法を考えるべし!! と生み出した独特の身のこなし。
そこには、“思いやりこそが世の中を丸くする秘訣”
というメッセージが込められているような気がしますね。

暮らしの中で育まれ、気配りのエスプリがぎゅっと詰まった『江戸しぐさ』。
とかく世知辛い今の時代にこそ見直したい、大切な感性なのではないかと思います

この記事を書いた人

佐藤
佐藤
2009年入社。
マーケティングチームでライティング業務を担当しています。
浅草生まれの葛飾育ち!
下町エキスがたっぷりと染み込んだ江戸っ子です‼