TPOJ通信

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鯉のぼりに新風を呼んだ五輪の輪

TPOJカスタマーサポートの佐藤です。

家の隣の神社にある梅の木が、小さな実を付け始めたようです。
先日、庭の隅に2cm程の青い梅の実が落ちていたので神社の木に目をやると、同じような大きさの梅がなっているのが見えました。

庭に転がっていた梅は、風の強い日に落ちてしまったものなのでしょう。
それからというもの、強い風が吹くと何となく気になり観察するようになったのですが、成長するうちに実の付き方がしっかりしてきたらしく、強風で落ちる実の数も、段々と減ってまいりました。

膨らみ始めの頃はもろかった実も、大きくなるに従って強い風に耐えうる力を養ってきたのですね。ただそれだけのことですが、そう思うと何か勇気づけられるものがあるような気がいたします。


男の子の無事な成長と立身出世を願って飾る鯉のぼり。
端午の節句が近づくと、大きな鯉が薫風(くんぷう)に身を膨らませ、元気に空を泳ぐ光景があちらこちらで見られるようになりますね。

黒い真鯉、赤い緋鯉、そして青や緑の子鯉。多彩な色の鯉のぼりは連なって風にはためき、5月の空を飾ります。
それにしても、この鯉のぼりの配色、どこかで見たことがあるような気がいたしますね…。

◆◇◆◇ ブームのきっかけは東京オリンピック!? ◆◇◆◇

黒い真鯉がお父さん、赤い緋鯉がお母さん、そして子供が青い鯉。
鯉のぼりの家族といえば、やはりこのユニットが基本でしょうか。

鯉のぼり

しかし、こうした様式となったのは、比較的最近のことなのだそうですね。
江戸時代に始まったとされる鯉のぼりの風習ですが、当初は“男の子の立身出世を願い、黒い真鯉を1匹揚げる”ものだったといいます。
やがて明治に入り、赤い緋鯉と対で飾る形へと変化し、その形式は昭和の中頃まで続くこととなります。しかし、ある歴史的な出来事が、そんな鯉のぼりのスタイルに新たな一石を投じることになったようなのです。

昭和39年に開催された東京オリンピック。じつは国を挙げてのこの一大行事が、鯉のぼりの色に『多彩化』という一大ブームをもたらすことになります。
川尻金龍さんという鯉のぼり職人が、五色の輪が重なるオリンピックの五輪マークを見て、鯉のぼりに青や緑を取り入れることを思いつき、色彩豊かな鯉のぼりが誕生したといいます。

発案当初は生産のリスクや需要が見込めないなどの理由から、同業者の賛同も得られなかったようですが、いざ発売してみると何とこれが大当たり。結果、それがムーブメントとなって『多彩化』の波が起こり、今ではすっかり様々な色を使った鯉のぼりが主流となったようです。

さてさて、一人の職人さんの型破りな発想がなければ、カラフルな鯉のぼりも存在しなかったことを考えると、常識も時には足かせになるということですね。 
それにしても鯉のぼりの『多彩化』の陰にオリンピックがあったとは…。ヒットの種というのはどこから芽を出すものやら、本当に予測がつきません!

この記事を書いた人

佐藤
佐藤
2009年入社。
マーケティングチームでライティング業務を担当しています。
浅草生まれの葛飾育ち!
下町エキスがたっぷりと染み込んだ江戸っ子です‼