TPOJカスタマーサポートの佐藤です。
先日、通勤途中の道端で霜柱を見つけました。
地面の殆どがアスファルトに覆われている東京ですが、それでもちょっとした植え込みには土があり、目を凝らして見ると、冷え込みの厳しい朝には小さな自然の産物を発見することができます。
何となく嬉しくなり思わず踏みしめてみたら、つんつんと尖った氷がサクッという小気味良い音を立てました。
寒い朝にちょっとした楽しさを運んでくれる冬の音、ですね…
時間と偶然が作り上げる自然の地形。
それは時として、人間の造形物よりも遥かに芸術的なものであることが少なくありません。
静岡県下田市の田牛(とうじ)にあるという洞窟・『龍宮窟』も、そうした自然芸術の一つです。
そこは思わず声を上げたくなるような、じつに愛らしい地形をした名勝なのだそうです…。
◆◇◆◇ 絶景! ハートのパワースポット ◆◇◆◇
貴重な地質遺産を有する自然公園をジオパークと呼ぶそうですね。現在、日本には30を超える地域があるそうですが、その中で伊豆半島ジオパークとして認定されているのが、静岡県東部の一帯です。
その伊豆半島ジオパークの中にあって、見どころの一つとして数年程前にジオポイントに加えられた下田市田牛(とうじ)の『龍宮窟』。
この洞窟は、崖の一部が波によって浸食されてできた海食洞なのですが、見どころと謳われるだけあって確かに珍しい形をしています。
まず注目したいのはぽっかりと開いた天窓のような穴でしょうか。
浸食が進む間に天井の一部が崩落して出来たという穴は直径50m程もあり、日本でも有数の規模を誇るものなのだそう。
その大きな天窓から差し込む光は、波音だけが静かに響く洞窟に幻想的な影を落とし、神秘の空間を作り上げています。
そして、もう一つ。何といってもこの洞窟の最大の特色ともいえるのが浸食の形状です。
天井の上部は穴の周囲を1周できるような遊歩道になっているのですが、下を見下ろすとちょうどハートの形に見えるポイントがあるといいます。
じつは『龍宮窟』は恋人たちの間で密かに人気を集める“パワースポット”なのだそうですが、その所以はここにあったわけですね。
天窓から差し込む幻想的な光と静かな波音。思わず気持ちがほころぶ愛らしい形。
何ともハートフルな『龍宮窟』の風景は、この上なく贅沢な自然遺産の贈り物なのですね…。
この記事を書いた人

- 2009年入社。
マーケティングチームでライティング業務を担当しています。
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