TPOJカスタマーサポートの佐藤です。
キンモクセイの甘い香り、絹のように薄く広がる秋の雲。
10月、神無月。秋の気配がずいぶんと色濃くなってまいりました。
それにしても自然の営みというのはすごいですね。
最近は地球環境が変わり、四季の移ろいもイレギュラーなことが増えましたが、それでもこうして新しい季節の足音が其処かしこから聞こえてまいります。
花も、風も、自然は取り巻く世界に従いながら、自分の向かうべき道をただひたすらに進んでいくものなのですね。
ついあれこれと考えてしまう人間から見ると、 その潔さは少し羨ましくもありますね…。
キャンプは夏のもの。そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
けれど、通なキャンパーに言わせれば、秋こそがキャンプのベストシーズンなのだそうですね。
さて、その秋キャンプ、お薦めの理由はやはり“涼しくて過ごしやすい”というのが大きいのですが、よくよくレコメンドを検証してみると『焚火』の項目が入っていることに気づきます。
ベテランキャンパーが楽しむアウトドアの奥義。
『焚火』にはどんな魅力が隠れているのでしょうか…。
◆◇◆◇ 「1/fの揺らぎ」がもたらす効果 ◆◇◆◇
秋のキャンプ。行かれたことのある方はご存知かと思いますが、この季節のアウトドアシーンでは、日が落ちるとともに気温がぐっと下がります。
秋のキャンプ場で『焚火』を行うキャンパーが多いのは、やはりそうした温度変化への対策があるからでしょう。
しかし、『焚火』にはそうした実質的な役割を越えて、ついつい囲みたくなる魅力があるそうなのです。
パチパチと木が爆ぜる音とともに揺らめく炎。
じつは『焚火』の持つこの揺らめきこそが、キャンパーの心を魅了する源なのだといいます。
川のせせらぎや波の音など、自然界には「1/fの揺らぎ」と呼ばれる波長があります。それは人の心を癒す効果があるらしいのですが、常にゆらゆらと変化する『焚火』の不規則な動きにも、その「1/fの揺らぎ」が存在しているのだそうです。
『焚火』は暖を取るための手段ではありながら、体のみならず心までも温めてくれる効果があったのですね。
囲炉裏に暖炉…、今でこそ火を囲む機会は格段に少なくなりましたが、考えてみれば太古の昔から“火”はいつも人間の暮らしの中心にありましたね。
何を思うでもなく揺れる炎を前に集うひととき。時間に追われることもなければ、過剰な情報が押し寄せることもありません。
少し肌寒い秋の宵、小さな揺らぎを繰り返す『焚火』の炎はじんわりとキャンパーたちの心をほぐしてまいります…。
この記事を書いた人

- 2009年入社。
マーケティングチームでライティング業務を担当しています。
浅草生まれの葛飾育ち!
下町エキスがたっぷりと染み込んだ江戸っ子です‼
最近書いた記事
2016.10.03スタッフブログ燃える炎は癒しのセラピー
2016.09.28スタッフブログ矯正に関するアンケートから見えたこと
2016.09.19スタッフブログ老いてなお現役、スゴイ記録があったもんだ!
2016.09.14スタッフブログより日本人向けに!非抜歯タイプのプリフィニッシャー