こんにちは、TPOJカスタマーサポートの佐藤です。
このところ、ぐずついた天候の週末が多かった東京も、この連休はお天気に恵まれた休日となりました。
さて、連休最終日となった敬老の日、いかがお過ごしでしょうか?
秋晴れにつられて出掛けるも良し、家でのんびり過ごすもよし。いずれにしても、連休も残すところ今日一日。どうぞ楽しい時間をお過ごしくださいね…
採れたての新栗を茹でて、潰して、絞る。材料は栗と砂糖だけ。
岐阜県中津川市には、そんなシンプルな材料と製法で作られたお菓子があります。
それが『栗きんとん』です。
栗の旨味を余すところなく活かした木曽の銘菓。中津川の秋は、今年も山の恵みがもたらす秋の味覚から始まります…。
◆◇◆◇ シンプルながら奥深い栗の銘菓 ◆◇◆◇
恵那山の麓に位置し、江戸時代は中山道の宿場町として栄えた岐阜県中津川。
木曽路の入り口にあたるこの町は交通の要衝であり、京や江戸との文化交流に富んでいたことから、茶の湯に親しむ文人が多く存在したといいます。
そうした風土の中、生まれたのが『栗きんとん』です。
茶の湯においてお菓子は重要な脇役。そこで、主役を邪魔立てせず、しかしながら雅趣のあるものをということで、当時の和菓子職人によって作られたのが、『栗きんとん』だったのだそうです。
さて、その作り方はいたってシンプル。
まずは栗をじっくりと茹で、茹で上がったら実を取り出して裏漉しします。そこに砂糖を加えて餡を作り、あとはふきんで茶巾に絞るだけ。
栗を見立てて作られた容姿に派手さは一切なく、その味わいは素朴にして秀逸。まさに“奥深い”の一語に尽きるお菓子です。
『栗きんとん』を売る和菓子屋さんが数多く存在し、今や町の代名詞とも言える『栗きんとん』。
材料と製法はどこも同じながら、味はお店によって千差万別で、しっかりと裏漉しした滑らかなものから栗の食感を残した粗漉しのものまで、様々なタイプのものを楽しむことができます。
古い宿場町を散歩しながら『栗きんとん』を食べ比べ、ご贔屓の味を探す。栗の里・中津川は、そんな楽しみ方もできそうですね…
この記事を書いた人

- 2009年入社。
マーケティングチームでライティング業務を担当しています。
浅草生まれの葛飾育ち!
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